ショウガ湿布


医学博士石原結實著KAPPA BOOKS「ガンにならない血液を作る」から抜粋

「ショウガ湿布」の効用

関節リウマチに効果有り。
関節や筋肉の痛みのみならず、肩コリなどにも、患部に毎日「ショウガ湿布」を施すことで、痛みやコリの症状が軽減します。
腹痛、腹水やむくみ、冷えから来る胃腸病、便秘、
風邪や喘息のときの咳、生理痛などのときにも、著しい効果を示します。
肺ガン、肝臓ガン、胃ガン、大腸ガン……など、ガンの存在する場所の体表部(胸、右上腹部、心窩部、下腹部)に、ショウガ湿布を施すと血行をよくし、ガン治療の一助に。
患部の血行をよくし、冷えと「水毒」
が原因である痛みやコリをやわらげる。
第二の心臓といわれる両足の裏に「ショウガ湿布」を施すと、全身の血行がよくなり、発汗・排尿が促進されます。

:漢方的診断に「水毒症」があります。
「水毒」とは、水、コーヒー、清涼飲料など身体を冷やす飲み物(陰性食品)を取りすぎているのに、排泄が悪いために、水分が体内に留まって滞っているさま。体温が低くなる。

「ショウガ湿布」作り方と利用の仕方

その1 その2 その3
@ A B
その4 その5 その6
C D E

@ひねショウガ百五十グラムを、下ろし金で擂り下ろす。
A水2リットルを入れた鍋や洗面器に、擂り下ろしたショウガを直接入れる。または木綿の袋に入れて、上部をヒモでくくった状態で入れる。
B火にかけて熱し、沸騰寸前に火を弱め、とろ火で温め続ける。
C70℃くらいにまで温度が下がったら、この中にタオルを浸し、よく絞って患部に直接当てる。
Dタオルの上にビニールを置き、その上に乾いたタオルを置くと、温度を保てる。
E10〜15分経ったら、タオルを再び70℃くらいに熱したショウガ湯に浸けて、同じことを繰り返す。

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