優先席と専用席

大阪を始め関西の電車やバスには優先席がある。
この席はどのような人が優先的に座れるか窓側に分かりやすく表示がしている。優先席では空席の場合は対象者でなくても誰でも座れるわけだが、対象者が来ても我関せずの人がいるのは関西人の悪い癖か。このため私はできるだけ優先席には座らないことにしている。

さて先日、とはいってももう10年以上は立ちますか。
北海道に行ったとき、地下鉄に乗ってびっくりした。札幌を東西に走る地下鉄の電車に優先席がないのだ。

札幌の東西線の地下鉄は、札幌の東に位置するJR新札幌駅に隣接する新札幌駅から大通駅をへて札幌の西に位置する宮の沢駅間を約35分で走る。
用あって新札幌駅から乗車した。最初は空席が目立ったが、だんだん混んできて札幌の中心街に位置する大通駅手前でピークになった。大通駅は、札幌の名所大通公園へ向かう最寄り駅であること、別の地下鉄乗換駅であることとでほとんどの人が下車した。大通駅をすぎると、後は駅に着く毎に乗客が減っていく。

この電車にはなんと優先席がない。この代わりに専用席がある。専用席故に、大通駅手前の混雑していたときでも対象者が居ないのかこの席は空席だった。

優先席と専用席、あなたならどちらがよいと思いますか。

混雑していても

(参考)
札幌市交通局のホームページから

Q 札幌市の地下鉄はなぜ「優先席」ではなく「専用席」なのですか

A 札幌市営地下鉄では、昭和49年4月に高齢者やお体の不自由な方の利用を想定した「優先席」を試行的に設置いたしましたが、当時は若い健常者が座席を占領することが多く、本来の優先利用の対象である高齢者やお体の不自由な方などが座れないとの声が多く寄せられたことから、市議会での審議等を踏まえ、昭和50年4月、「専用席」に変更し現在に至っております。
 また、専用席の利用対象者は高齢者に限定したものではなく、「からだの不自由な方」「乳幼児をお連れの方」「妊娠されている方」「内部障がいをお持ちの方」も対象としており、具体的な対象者が分かるステッカーの掲出や車内放送にてご案内をしておりますので、現行の専用席についてご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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